馬に好かれる人、嫌われる人の特徴と接し方

知る

こんにちは、「こと。」です。

乗馬歴15年で、現在も乗馬クラブでインストラクターをしております。

まこくん
まこくん

こと。先生、馬って人の好き嫌いってあるんですか?

こと。
こと。

あるよ。馬は観察力が高いから、その人の動きや声のトーン、

接し方でちゃんと見分けてるんだ。

まこ
まこ

じゃあ僕も嫌われちゃう可能性あるってことですか!?

うん、あるw、でも逆に好かれるコツもちゃんとあるから、

今日はそれを教えるよ!

馬は言葉を話さないけれど、態度やしぐさで人を見分けています。
同じ人でも、接し方や雰囲気によって「好き」と感じることもあれば、「ちょっと苦手」と感じることもあるんです。
この記事では、馬がどんな人を好み、どんな人を嫌うのかを知って、信頼される関係をつくるコツを紹介します。

今回の記事で分かること

馬に嫌われる人の特徴

急に動いたり、大きな声を出す人

馬はもともと野生で天敵から身を守る動物です。

そのため、突然の動きや大きな声に非常に敏感で、少しの刺激でも強いストレスを感じます。

例えば、急に手を振ったり、声を張り上げて呼びかけたりすると、馬は驚いて後ろに飛び退いたり、緊張して体を硬くしてしまいます。こうした行動は、馬との信頼関係を築く前の段階では特に避けるべきです。

触り方が雑で力が強すぎる人

馬の体には敏感な部分がたくさんあります。耳や腹、後ろ足などは特に神経が集中していて、乱暴に触れられると強く嫌がります。

例えば、強く押したり、急に掴むように触ると、馬はびっくりして後ろに飛び退いたり、噛もうとしたりすることもあります。馬と信頼関係を築くには、優しく、ゆっくり、丁寧に触れることが大切です。

落ち着きがなく、緊張している人

馬は人の感情にとても敏感です。こちらが不安そうにしていたり、ソワソワして落ち着きがないと、その雰囲気を察知して「この人は危険かも」と警戒してしまいます。

例えば、足踏みを繰り返したり、手元がバタバタしているだけでも、馬は緊張して体を硬くしたり、逃げようとすることがあります。馬と安心して接するには、まず自分自身が落ち着いて行動することが基本です。

まこくん
まこくん

なるほど、僕が慌てて動くと嫌われちゃうんですね…

そう。まずは馬が安心できる環境を意識することが大事だよ

馬に好かれる人の特徴

ゆっくり落ち着いた動きと声の人

馬は周囲の状況に敏感な動物なので、急な動きや大きな声に驚きやすいです。

逆に、ゆっくりと落ち着いた動きで接し、声も穏やかに話す人には安心感を覚えます。

こうした人のそばでは馬もリラックスでき、自然と近づきたくなるのです。例えば、手を差し出すときも焦らず、声をかけながらゆっくりと触れると、馬は「この人は安全だ」と感じやすくなります。

優しく触れる人

馬の体には敏感な部分が多く、特に首、肩、たてがみなどは触られると気持ちよく感じる場所です。

こうした場所を丁寧に、ゆっくり優しく撫でてもらうと馬はリラックスし、「この人は安心できる」と感じます。

逆に、強く押したり急に触ったりすると驚いてしまうこともあるので、力加減やスピードを意識して触れることが大切です。

リーダーシップと明確さを持つ人

馬は群れで生活する動物で、安心できるリーダーを求めています。そのため、人がしっかりリーダーシップを持ち、良いことと悪いことをはっきり伝えることが大切です。


やってほしくないことは「ダメ」と示し、やってほしいことはシンプルに伝えます。そして、できたときには声をかけたり優しく撫でたりして褒めることで、馬は自分の行動が正しいか間違っているかを理解しやすくなります。


こうした明確さとフィードバックのある接し方をする人は、馬から良きリーダーとして信頼されるようになります。

まこくん
まこくん

なるほど…落ち着いて優しく接することと、

ちゃんとリーダーになることが大事なんですね!

こと。
こと。

その通り!馬は安心できるリーダーを求めているから、

落ち着いて丁寧に接しつつ、良いこと・悪いことを

はっきり伝えることが信頼されるコツだよ。

まとめ

  • 急な動きや大きな声は避ける
  • 落ち着いた動きと穏やかな声で接する
  • 優しく丁寧に触れる
  • 良いことと悪いことをはっきり伝える
  • やってほしいことができたら褒める

馬は言葉で伝えられない分、態度や動きで人を判断します。
急な動きや大きな声、雑な触れ方や落ち着きのない態度は、馬にとって不安やストレスになります。逆に、落ち着いた動きや穏やかな声、優しく丁寧な接し方をする人は、馬から安心され、自然と好かれるようになります。

さらに、馬は安心できるリーダーを求めているので、良いことと悪いことをはっきり伝え、できたときには褒めることで信頼関係が深まります。苦手に思われる行動を避け、好かれる行動を意識することで、初心者でも安全で安心できる関係を作ることができます。

まこくん
まこくん

なるほど…馬との関係は、態度や動きで伝わるんですね。

こと。
こと。

そうだよ。今日紹介したポイントを意識すれば、初心者でも馬との信頼関係を作れるんだ。

馬には個体差があるから、よく観察して臨機応変に対応することも忘れずにね。

参考文献)

馬のこころ ──脳科学者が解説するコミュニケーションガイド2021/7/19

リアル・ライディング 人と馬の真の調和を学ぶ 2016/9/9

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